脊椎内視鏡下手術以外の手術 脊椎内視鏡下手術以外の手術 このページの内容 脊椎固定術 頚椎椎弓形成術 脊椎固定術 脊椎固定術は、脊椎の不安定性が強い場合や変形に対して矯正(きょうせい:良い形に戻すこと)する場合、そのほかにも固定をすることによって症状の改善が期待できる場合(一部の腰痛など)に対して行います。 通常、金属のネジを背骨(せぼね)に挿入して、そのネジを金属の棒で連結して固定します。そして同時に患者さんご自身の骨を採取して、固定部位に置きます(骨移植:こついしょく)。最終的に置いてきた骨が橋渡しをするように骨同士を連結して(骨癒合:こつゆごう)、固定されます。 ※固定術は頚椎、胸椎、腰椎のいずれの部位でも行われます。 適応となる疾患 不安定性の強い腰椎すべり症 圧迫骨折や外傷などによる脊椎変形 腰椎分離症 【変性側弯症に対する矯正固定術】 麻酔 全身麻酔 頚椎椎弓形成術 当院では、頚椎椎弓形成術は、当院では脊髄症(せきずいしょう)の中でも圧迫が強い場合に行います。 適応となる疾患 頚椎症 頚椎椎間板ヘルニア 【椎弓形成術後のCT写真】 椎弓形成術は椎弓を真ん中で切断し、左右の椎弓を扉を開けるように広げて、椎弓が閉じてこないように人工骨(じんこうこつ)をつっかえ棒のように置く手術です(上右CT写真)。 この手術によって脊柱管が広がり、脊髄の圧迫がなくなります。 麻酔 手術時間 入院日数 切開幅 手術費用(入院費を含む) 3割負担の場合 1椎間 全身麻酔 - 約10日 - 800,000円 260,000円 ※ 上記の内容は一般的であり、個人差がございます。予めご了承下さい。