手術器具開発
20年間の経験を活かし、形にした Fine Instruments "Syncha"
従来のものは、マイクロエンドスコピックとはいっても、器機そのものはマイクロ操作に適したものではなく、ボールプローベも太く、キュレット、ロンジュールやケリソンパンチなどもマクロ操作に準じる大きさで、内視鏡で拡大された視野下でのマイクロ操作に適したより細く精巧な器具、そして硬膜損傷を起こした際に内視鏡視下の縫合セット、縫合糸のノットプッシャーが必要でした。
そこで、synchaセットでは、単に器機を細く小さくしたのではなく、今までの内視鏡下手術の経験を活かして、長さ、細さ、先端の形状、グリップなどを検討してより操作しやすいように工夫しました。
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Yロンジュール 〈リンググリップ〉 18cm
先端形状(側面)
直 下・直 上向 上曲 下向 下曲 -
Yロンジュール 21cm
上向 上曲 直
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Yケリソンパンチ 〈斜刃〉 18cm
先端形状(上面) 左 直 右
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Yニードルホルダー 〈45°〉
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Yシザーズ 〈45°〉
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Yラスパトリー 21cm 〈A〉〈B〉
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Yスパーテル 22.5cm
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Yフック 〈カーブ/ソフト〉
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ノットプッシャー
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Yキュレット 22.5cm
直 35°
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サクション付レトラクター
その他・・・・
Yロンジュール
先端形状に上曲がり、下曲がり、捻れ曲がりも加える
ヘルニアや黄色靱帯などの摘出をより容易にしました。
Yラスパトリー
Yスパーテル
Yキュレット
フックもより細く繊細になっており、 直と35°の2種類の角度があり、 先端は1.5×2.0mmと2.5×3.0mmがある
黄色靱帯の靱帯付着部を剥離するのに適しています。
Yフック
カーブとソフトの2種類がある
より細く神経根の剥離操作が精巧にできます。
このFine Instrumentsは繊細な手術手技を可能にするべく、精巧に作られた脊椎用手術器械です。(図3,4)
形状のバリエーションが豊富であること、丁寧な仕上がりであること、光を反射しにくいコーティングが施されていることから特にMED法に有効と言えます。