理学療法士科

理学療法士科

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「 基本動作(起き上がる、座る、立つ、歩くなど)を障害の程度に合わせて、患者さん自身でできるように」支援します。

理学療法士の取り組み

装具を積極的に用い、運動量を豊富にし、身体機能の回復を促します。

運動には様々な効果があり、薬のように全身に好影響を及ぼすことがわかっています。

  • 筋力増強
  • 循環動態の回復
  • 神経の活性化
  • 免疫機能の活性化 等

麻痺により膝折れなどが生じないよう、長下肢装具を作成し、寝たきりを防ぎ、早くから運動を行っていきます

物理療法を駆使した動作訓練

特に低周波電気刺激療法を用い、筋や神経を刺激しながら運動療法を行います。
痛みに対しても有効であり、積極的に使用しています。
また、関節拘縮などには超音波装置を用いて、組織の柔軟性の回復に努めます。

重心動揺リアルタイムフィードバック装置による姿勢調整機能への介入

病気(パーキンソン病や運動失調症など)や怪我により、長期臥床や筋力低下が生じると同時にバランスなどを司る神経系の機能も低下します。筋力などはある程度のトレーニングで戻りますが、バランス能力については意識的なトレーニングでは反射的な反応までは回復しません。
これによる転倒なども問題です。

当院では、重心動揺リアルタイムフィードバック装置(BASYS)を導入し、知覚にのぼらない姿勢調整機能について、リハビリテーションを行うことが可能になりました。
重心動揺検査も同時に行え、バランスの評価とフィードバックを同時に行うことが可能です。

テック技販HPより引用

【テック技販HPより引用】

ウェルウォークWW−1000導入(2019年3月3日)

当院では脳卒中片麻痺の患者さんを中心にロボットを下肢に装着して歩行訓練を実施することで歩行の再獲得を目指すリハビリテーション支援ロボット、ウェルウォーク(welwalk)-1000を2019年に県内で始めて導入しました。

院内ではwelwalkを利用されている患者さんの状態や治療経過を共有するwelwalkチームを作り週1回のミーティングを行い治療の発展に役立てています。

また、県外のwelwalkを導入されている施設との情報交換の場である「welwalk研究会」への参加や治療成果を学会発表するなども積極的に行い、日々の業務に活かせるよう努めています。

ウェルウォーク 本体
ウェルウォーク 本体
装具一体型ロボット
装具一体型ロボット

理学療法士の社会活動

スポーツ選手のサポート活動

  • 国体各種競技への帯同
    (ボート、卓球、バドミントン、アーチェリー、ホッケー、セーリング、陸上、相撲、弓道、剣道など)
  • アルテリーヴォ和歌山のサポート
  • 高校スポーツ選手のメディカルチェック

地域における健康、疾病予防事業への積極的な参加

フレイルチェック
東京大学高齢社会総合研究機構 飯島勝矢教授ら、紀の川市、かつらぎ町との共同研究

フレイルチェックの様子

WAKAYAMAつれもて健康体操のリーダー活動

和歌山市の地域包括支援センターと理学療法士、作業療法士の療法士協会との共同事業であり、当院スタッフが周辺地域のリーダーを担っています。

和歌山市、WAKAYAMAつれもて健康体操の紹介ページ(外部リンク)

サロンでの体操の様子
サロンでの体操の様子

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